LinuxのCUIでデータCDを焼く。
CUIでデータCDを焼く †
UbuntuではファイルビューワNautilusを用いてGUIによるCD書き込みができるようだが、 Nautilusはあまり好きではないのでCUIでCDを焼いてみる。
Ubuntu7.04では、
genisoimage
というプログラムでisoイメージを作成し、wodim
というプログラムで焼けばいいようだ。
genisoimage †
以下のようにして指定したpath1, path2 ... からISOファイルを生成する。
$ genisoimage -r -J -o out.iso -V "label" -v path1 path2 ...
-R
- RockRidgeフォーマットを使用。Linuxで長いファイル名をサポートする。
-r
- -Rオプションに加え、全てのファイルのuid, gidを0(root)にし、パーミッションを適切に変更する。(詳細はマニュアルを参照)
-J
- Jolietフォーマットを使用。Windowsで長いファイル名をサポートする。
-V
<LABEL>- ISOイメージのラベルを設定する。
-o
<FILE NAME>- 出力先ファイル名。省略した場合は標準出力へ出力される。
-v
- verboseモード
-graft-points
- 元ファイルのパスとISOイメージ上でのパスを別々に指定できるようにする。
R、JオプションをつけることでWindowsでもLinuxでもロングファイル名を扱えるようになる。 パスにディレクトリを指定するとそのディレクトリ以下を全てISOファイルに入れるようだ。
ISOファイルを作成したら、念のためマウントして内容を確認する。
$ sudo mount -o loop out.iso /mnt/loop $ cd /mnt/loop $ ls (内容を確認) $ cd $ sudo umount /mnt/loop
/mnt/loopの部分はてきとーなマウントポイントでよい。
wodim †
ISOイメージの中身が問題ないならCDに焼く。 root権限で動作させたほうが無難なようだ。
$ sudo wodim -v -eject speed=4 dev=/dev/hdc -data out.iso
-v
- verboseモード
-eject
- 完了後にイジェクトする
speed
- 書き込みスピード
dev
- 書き込み先デバイス
-data
- データCDの作成を指示する