Ubuntu 7.10 "Gutsy Gibbon" をインストールしたときの手順書 / バグフィクス記録
インストール †
- すでに使っているFeistyをつぶしてクリーンインストールするので、まずは設定ファイルやデータのバックアップをとった。
- Live CDを挿して起動。
- 自宅のLANは固定IPを使っているので、まずはネットワークの設定をいじってインターネットにつなげるようにした。
- システムメニューの「ネットワーク」から設定を変更。
- NICと経路の設定はなぜか変更が反映されなかったので、端末を開いて直にいじった。
sudo ifconfig eth0 192.168.***.*** # NICのアドレスを設定 sudo route default gw 192.168.***.*** # デフォルトゲートウェイ
- インストーラを起動
- ディスクの準備 - 手動を選択
- パーティションの準備中 - 前回同様、以下のようなてきとーなパーティション構成を指定。
デバイス タイプ マウントポイント サイズ 備考 /dev/hda1 fat32 /media/hda1 40GB Windowsインストール済み /dev/hda3 ext3 / 18GB フォーマットする /dev/hda5 swap -- 1.5GB /dev/hdb5 fat32 /media/hdb5 5GB 予備のディスク /dev/hdb6 fat32 /media/hdb6 1GB 予備のディスク - Documents and Settings のインポート - しない
- インストール後に再起動したところ、次のようなエラーが出た。
Wrong checksum for long file name
- これはFAT32のファイルシステムをチェックする際に長いファイル名が含まれていると発生するようだ。対策は後述。
インストール後の設定 †
ブートオプションの変更 †
- デフォルトではUbuntuの起動中にはプログレスバーのグラフィックが表示されるが、 これを従来のブートメッセージ表示に変える。
- 単に好みの問題だが、ハードウェアによってはプログレスバーを表示する設定にしておくと 起動に2分近くかかったりする。(しかもプログレスバーは表示されない)
- まず、menu.lstをバックアップ
- menu.lstの
# defoptions=quiet splash locale=ja_JP
からsplashを削除 - 以下のコマンドで、実際のGRUBエントリに反映させる。
$ sudo update-grub
参考:
- https://help.ubuntu.com/community/BootOptions
- http://grumpymole.blogspot.com/2007/05/ubuntu-how-to-edit-grub-boot-parameters.html
GNOME関連の設定 †
好みに合わせててきとーに設定。
- アプリケーションメニュー、システムメニューの取捨選択
- geditの設定
- Firefoxの設定
- nautilusの設定
- SCIMの設定
- リムーバブルディスクとメディア(自動マウントはいいけど自動参照はイヤ)
キーバインド †
- [設定] - [キーボード]を開き、CapsLockをCtrlにする。
- CapsLockとCtrlを交換という話はよく聞くが、自分はそもそもCapsLockは要らないと判断した。
グラフィクス †
- 次のコマンドで画面の解像度の設定を1024x768 60Hzに設定
sudo dpkg-reconfigure xserver-xorg
- 「制限つきドライバ」でNVIDIA高性能グラフィクスドライバをインストールしようとしたが、 パッケージのDLの段階でInternal Server Errorに遭遇。
- 「ソフトウェア・ソース」でダウンロード元を「メイン・サーバ」に変更した後リトライし、nvidia-glxをインストールして再起動。
- 「ソフトウェア・ソース」を「日本のサーバ」に戻す。
- 視覚効果が有効になっていたので、「システム - 設定 - 外観の設定」で無効化。
ファイルシステム †
/etc/fstabを変更し、vfatパーティションのディスクチェックをしないようにした。
# /dev/hda1 UUID=406C-8CCF /media/hda1 vfat defaults,utf8,umask=007,uid=1000,gid=46 0 0 # /dev/hdb5 UUID=1A38-18DE /media/hdb5 vfat defaults,utf8,umask=007,gid=46 0 0 # /dev/hdb6 UUID=3B55-18E8 /media/hdb6 vfat defaults,utf8,umask=007,gid=46 0 0
最後のパラメータを0にすればOK。 前述のWrong checksum問題はこれで解決。
hda1はストレージディスクとして頻繁に使うのでuidを自分のものに変更。 uidが異なるとファイルを移動するときにパーミッション変更ができず、いちいちエラーメッセージがでてうっとうしい。
日本語版セットアップヘルパ †
以下のパッケージをインストール。
- ebview
- edict-fpw
- gjiten
- thunderbird
- ubuntu-restricted-extras
- xpdf-japanese
- realplayer
- adobereader-jpn
- adobereader-jpn-ipamonafont
- lha-sjis
- emacs-env-ja
- latex-env-ja
- latex-extra-ja
いくつかのパッケージがDLできなかったので、 またしてもソフトウェア・ソースを一時的に「メイン・サーバ」に変更してインストール。
余談:Adobe Readerは動作が安定しているものの、非常に重い。 実はevinceでPDFも見れる。日本語でトラブったらここが参考になる。 非常に軽快に動作するが、2段組みのテキストの選択&コピーに問題があるようだ。
LaTeX環境 †
- 試しに卒論中間報告をplatexで処理しようとしたら、「wrapfig.styが存在しない」と言われた。
$ sudo aptitude install texlive-latex-extra
これでうまくいった。 - 初期状態のxdvi-jaは東風フォントを使っており、見た目が残念。よってこのページの記述にしたがい、デフォルトフォントをIPAフォントに変更する。
Emacs設定 †
- ~/.emacs
(mouse-wheel-mode) ;; Wheel mouse (global-font-lock-mode t) ;; Syntax Highlighting (setq line-number-mode t) ;; show Line Number (auto-compression-mode t) ;; prevent mojibake of Japanese info (set-scroll-bar-mode 'right) ;; show scroll bar on the right side (setq make-backup-files nil) ;; dont create backup files (show-paren-mode t) (setq-default indent-tabs-mode nil) (setq auto-mode-alist (cons '("\\.h" . c++-mode) auto-mode-alist)) ;; ls --color works well in the shell mode (autoload 'ansi-color-for-comint-mode-on "ansi-color" "Set `ansi-color-for-comint-mode' to t." t) (add-hook 'shell-mode-hook 'ansi-color-for-comint-mode-on) (seq default-input-method "japanese-anthy")
- ~/.emacs-mule
日本語ファイルをいじるときに明示的に読み込む設定ファイル。
(require 'un-define) (set-language-environment "Japanese") (set-terminal-coding-system 'utf-8) (set-keyboard-coding-system 'utf-8) (set-buffer-file-coding-system 'utf-8) (setq default-buffer-file-coding-system 'utf-8) (prefer-coding-system 'utf-8) (set-default-coding-systems 'utf-8) (setq file-name-coding-system 'utf-8)
lftp設定 †
FTP/SFTPクライアントlftpの個人設定
- ~/.lftprc
alias lls !ls --color=auto -h alias lll !ls -l --color=auto -h alias p 'pwd;lpwd' alias mirror 'mirror --no-umask' set ftp:list-options -a
bash設定 †
bash設定ファイルを変更。
- ~/.bashrc
# enable color support of ls and also add handy aliases # enable text-coloring in emacs shell if [ "$TERM" != "dumb" -o "$EMACS" = "t" ]; then eval "`dircolors -b`" alias ls='ls --color=auto' #alias dir='ls --color=auto --format=vertical' #alias vdir='ls --color=auto --format=long' fi alias ll='ls -l' # interactive throwing away alias ta='ta -i' # smart file opener alias go='gnome-open' # extended `ps' aimed to show detailed process user and group information alias psu='ps -o pid,euser,ruser,egroup,rgroup,comm' # always run emacs in terminals alias emacs='emacs -nw' # Japanese mode emacs alias emjp='\emacs -l ~/.emacs-mule'
- /etc/bash.bashrc
alias rm="rm -i" alias cp="cp -i" alias mv="mv -i"
Firefox拡張 †
- 拡張機能インストール
- Download Statusbar https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/26
- NoScript https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/722
- Tab Mix Plus https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/1122
- TAGIRI Tool bar http://tagiri.jp/
- Snap Links https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/4336
- Adobe Reader プラグインを導入
$ cd /usr/lib/firefox/plugins/ $ sudo ln -s /usr/lib/AdobeReader/Browser/intellinux/nppdf.so nppdf.so
Thunderbird †
$ sudo aptitude install thunderbird
- 拡張機能
- New Mail Icon http://moztraybiff.mozdev.org/
OpenOffice.orgの設定 †
代替フォントの設定 †
- MS Officeのドキュメントを開くと大抵日本語フォントがMS ゴシックであり、 Linux環境では残念な東風フォントで表示される。
- MS系のフォントをIPAフォントで表示するように、「ツール」-「オプション」の「フォント」で代替フォントを設定。
拡張機能を導入 †
- http://extensions.services.openoffice.org/ から以下の拡張機能を導入。
- oooLaTex ... LaTeX数式をパースして数式画像を出してくれるマクロ。latexコマンドとgsコマンドが必要。
- その他、テンプレートをいくつか。
メディア †
- Totem 動画プレイヤー
- 前回インストール時には全然動画が見られなかったtotemだが、 ubuntu-restricted-extrasをインストールしたおかげか、驚くほどちゃんと見られるようになった。
- ogg, wmv, mpg, flvどれも問題なく再生できた。
- comix 漫画ビューワ
$ sudo aptitude install comix
- Wine & asfbin.exe Windows用動画結合プログラム
$ sudo aptitude install wine $ wine notepad # ~/.wineディレクトリを作成 $ wget http://www.radioactivepages.com/download/asfbin1.6.4.703.zip $ unzip asfbin1.6.4.703.zip $ mv asfbin.exe ~/.wine/drive_c/windows/system32/
- gpodder Podcastクライアント
$ sudo aptitude install gpodder
開発用パッケージ †
$ sudo aptitude install libc6-dev manpages-dev g++
clamav †
- ソースコードをダウンロード ( http://www.clamav.org/download/sources )
- インストール
$ sudo useradd -s /bin/false clamav $ sudo aptitude install zlib1g-dev $ sudo aptitude install libbz2-dev libgmp3-dev $ ./configure --prefix=/usr --sysconfdir=/etc $ make $ sudo make install
- 設定ファイルを変更
$ sudo gedit /etc/freshclam.conf
変更内容は以下のとおり。# Example UpdateLogFile /var/log/clamav/freshclam.log PidFile /var/run/freshclam.pid DatabaseMirror db.jp.clamav.net
- この設定内容に合わせてログファイルの保存場所を準備する。
$ cd /var/log $ sudo mkdir clamav $ sudo chown clamav.adm clamav $ sudo chmod 750 clamav/ $ sudo touch clamav/freshclam.log $ sudo chown clamav.adm clamav/freshclam.log $ sudo chmod 640 clamav/freshclam.log
- logrotateの設定
$ sudo gedit /etc/logrotate.d/freshclam
内容は/var/log/clamav/freshclam.log { rotate 4 monthly missingok compress delaycompress create 640 clamav adm }
- freshclamの自動起動
$ sudo gedit /etc/cron.daily/freshclam
内容は#!/bin/sh /usr/bin/freshclam > /dev/null 2>&1
- 自動起動スクリプトを実行可能にしておく
$ sudo chmod 755 /etc/cron.daily/freshclam
プリンタの設定 †
- LANでつながれているWindowsPC(以下、サーバPC)の共有プリンタを使用する。機種はEPSON PM-740DU。
- 「システム - システム管理 - 印刷」を選択。
- 「新規プリンタ」を選択
- デバイスとして、「Windows Printer via SAMBA」を選択。
- 「ブラウズ」ボタンを押すとちゃんとサーバPCとそのプリンタが検出されたのでそれを選択。
- しかし、「確認」ボタンを押すとプリンタの検出に失敗してしまった。
- URIのプリンタ名の部分に、プリンタ名ではない文字列が含まれているような気がしたのでそこを手動で削除した。
- その後、「確認」ボタンを押すとあっさりと検出された。
- 「製造元とモデル」の指定では、「EPSON PM 740C - CUPS+Gutenprint v5.0.1 Simplified」を設定。
- プリンタ名は「PM_740C」とした。
- 実際に印刷を行うときの設定はアプリケーションごとに異なるため、非常に分かりづらい。
- eog(Eye of GNOME:画像ビューワ)は印刷ダイアログの「拡張」タブでプリンタ依存の設定も簡単に行うことができる。
- OpenOfficeは印刷ダイアログの「プロパティ」ダイアログで詳細な設定を行うことできる。
- GIMPは独自にプリンタ機種の設定が必要だが、それを済ませておけば細かな設定をGUIで行うことができる。
- geditの印刷機能はほとんどカスタマイズができない上、しばしばハングアップする。
- Adobe Reader, Inkscapeの印刷はプリンタコマンドを直接書き下す必要がある。
- Ubuntuで利用されるプリンタコマンドはlpもしくはlpr。-oオプションに様々なパラメータを渡すことで印刷の詳細設定をすることができる。
- lp, lprの-oオプションで設定できるパラメータはlpoptionsコマンドで確認できる。
$ lpoptions -l
- 例えば、自分の設定ではAdobe Readerで低品質印刷をするには次のようにプリンタコマンドを指定すればよいようであった。
/usr/bin/lpr -P PM_740C -o StpQuality=FastEconomy
プリンタの設定(Canon LBP-1210) †
研究室のプリンタはCanon LBP-1210。 Windowsからはネットワークプリンタとして利用しているが、 ネットワークアダプタ用のドライバがWindows専用っぽいので Linuxから利用するのは断念した。 かわりに、使いたい時にUSB接続して使うことにした。
Linux用のドライバはCanonのサポートページから ダウンロードすることができた。 debパッケージをインストールし、マニュアルに従って設定することで 印刷できるようになった。
USB接続でプリンタを使うので、/dev/usb/lp0デバイスをccpd.confに登録したが、 プリンタを接続する前にccpdデーモンを立ち上げようとしても 失敗してしまった。 (しかも、何のエラーメッセージも出ない) プリンタを接続した後ならばデバイスファイルが作られているせいか ccpdデーモンを正常に起動することができた。
よって、ccpdデーモンを立ち上げるのはプリンタを接続した後でないといけない。 ちょっと面倒なのでプリンタが接続されたら自動的にccpdが起動されるようにしたいところだが・・・。 CUPSとかを利用してそういうことはできるだろうか?
また、USB接続した時に一生懸命自動認識して使えないプリンタ設定を追加するのも 少々不便。 Ubuntu的には便利機能なのだろうが、逆にそれが仇になった形だ。
プリンタの設定(Canon LBP3410 ネットワークプリンタとして使用) †
研究室にもう一つあるCanonのプリンタLBP3410。 Canonの公式ドライバに手応えを感じたのでこれのドライバもインストールした。 今回はネットワークプリンタとして活用する。
- 公式サポートページ
からDebパッケージをダウンロードする。
ダウンロードしたDebパッケージは二つ。
- CUPSドライバ共通モジュール インストールパッケージ(32bit)
- Canon LIPS4 Printer Driver for Linux インストールパッケージ(32bit)
- CUPS共通パッケージは上位バージョンを導入済みなのでインストールしない。
- LIPS4パッケージをインストールしようとしたが、依存関係のエラーが出た。
$ sudo dpkg -i cndrvcups-lips4_1.50-2_i386a.deb 未選択パッケージ cndrvcups-lips4 を選択しています。 (データベースを読み込んでいます ... 現在 141531 個のファイルとディレクトリがインストールされています。) (cndrvcups-lips4_1.50-2_i386a.deb から) cndrvcups-lips4 を展開しています... dpkg: 依存関係の問題により cndrvcups-lips4 の設定ができません: cndrvcups-lips4 は以下に依存 (depends) します: libcupsys2-gnutls10 (>= 1.1.23-1) ...しかし: パッケージ libcupsys2-gnutls10 はまだインストールされていません。 dpkg: cndrvcups-lips4 の処理中にエラーが発生しました (--install): 依存関係の問題 - 設定を見送ります 以下のパッケージの処理中にエラーが発生しました: cndrvcups-lips4
- libcupsys2-gnutls10はおそらくlibcupsys2パッケージに含まれている。 あるいは、libgnutls13パッケージに組み込まれたのかもしれない。 いずれにせよ、どちらもインストール済みである。
- てことで、こいつの依存関係を無視してインストール。
$ sudo dpkg --ignore-depends=libcupsys2-gnutls10 -i cndrvcups-lips4_1.50-2_i386a.deb
- しかし、これをしてもアップデートマネージャアプレットが「依存関係が壊れている」と警告を出してくるので、
次のコマンドでインストールしたパッケージを削除。
$ sudo apt-get install -f
- 仕方がないのでDebパッケージの依存関係を勝手に変更してしまうことにした。
(本当はこういうことはすべきではないのだろうが・・・)
- まずはパッケージの中身を抽出する。
$ dpkg-deb -x cndrvcups-lips4_1.50-2_i386a.deb cndrvcups-lips4 $ dpkg-deb -e cndrvcups-lips4_1.50-2_i386a.deb cndrvcups-lips4/DEBIAN
- 依存関係の記述を変更する。
$ nano cndrvcups-lips4/DEBIAN/control
- 極めててきとーだが、libcupsys2-gnutls10の依存性を解除。
BEFORE-> Depends: libc6 (>= 2.3.2.ds1-21), libcupsys2-gnutls10 (>= 1.1.23-1), cndrvcups-common (>= 1.40) AFTER -> Depends: libc6 (>= 2.3.2.ds1-21), libcupsys2 (>= 1.1.23-1), cndrvcups-common (>= 1.40)
- で、パッケージをビルドしてインストール。
$ dpkg-deb -b cndrvcups-lips4 $ dpkg -i cndrvcups-lips4.deb
- まずはパッケージの中身を抽出する。
- CUPSの再起動
$ sudo invoke-rc.d cupsys restart
- プリンタを登録
$ sudo lpadmin -p LBP3410 -m CNCUPSLBP3410LJ.ppd -v lpd://192.168.***.***/LPB3410 -E
- ちゃんと印刷できた。
タッチパッドの設定(ノートPCのみ) †
$ sudo aptitude install gsynaptics $ sudo gedit /etc/X11/xorg.conf
以下のように編集。
Section "InputDevice" Identifier "Synaptics Touchpad" Driver "synaptics" Option "SendCoreEvents" "true" Option "Device" "/dev/psaux" Option "Protocol" "auto-dev" Option "HorizEdgeScroll" "0" Option "SHMConfig" "TRUE" # 追加 Option "MinSpeed" "0.3" # 追加 Option "MaxSpeed" "0.98" # 追加 Option "AccelFactor" "0.1" # 追加 Option "TapButton1" "0" # 追加 Option "TapButton2" "0" # 追加 Option "TapButton3" "0" # 追加 EndSection
なお、Synaptics Touchpadドライバの設定内容については
$ man synaptics
で見ることができる。
無線LANの設定(ノートPC) †
使用しているノートPC(東芝TECRA)にはAtheros社の内蔵無線LANカードが接続されている。
$ lspci .... Ethernet controller: Atheros Communications, Inc. AR5211 802.11ab NIC (rev 01) ....
UbuntuにはAtheros社の無線LANカードを扱うためのドライバMadWifiが既に組み込まれているので特になにもしなくても無線LANを扱うことができる・・・・
とはいかないのがLinuxのきついところ。やはり動かない。 まあこれは前々からそうだったので今更驚かない。 なお、FeistyでNDISwrapperも試したが失敗している。
一方、家にはBUFFALOのUSB無線LANアンテナWLI-U2-KG54があり、これは以前Edgyで動作確認をしていたので挿してみた。
が、なぜか動かず!
少々ネットで調べ、このサイトでrt2570というカーネルモジュールを落としてインストールしたところ、 再起動後にちゃんと無線LANが使えるようになった。(固定IPでのみ確認)
おそらくEdgyではデフォルトでこのモジュールが入っていたのだろう。 Gutsyではrt2570のかわりにrt2x00というのが入っているようだが、これがうまく動いていなかった模様。
ちなみにrt2570もrt2x00もRalink社の無線LANチップセット用のドライバらしい。 ただ、WLI-U2-KG54がRalink社のチップを使っているのかどうかは公式資料には書いていなかった。
その他 †
- aptitudeの検索パターンの書式が分からなかったので、ドキュメントをインストール。
$ sudo aptitude install aptitude-doc-en
- 何かと便利なドローソフトInkscapeをインストール
$ sudo aptitude install inkscape
- 文字コード変換ユーティリティnkfをインストール
$ sudo aptitude install nkf
- 高機能なタグ生成プログラムctagsをインストール
$ sudo aptitude install exuberant-ctags
ログイン直後の画面が黄土色のまんまで変更できない件 †
ログイン直後、GNOMEパネルと壁紙が表示されるまでの一瞬の間は単色の画面が表示されるが、 いろいろgdm(ログインマネージャ)や壁紙の設定を変更してもデフォルトの黄土色のまんまになってしまっている。
調べてみたらフォーラムに同じ件があがっていた。 ここに書いてある通りにgdmのシェルスクリプトを変更したら直った。
フォントがつぶれてない? †
「システム - 設定 - 外観の設定 - フォント」の「詳細」ダイアログで、ヒンティングをなしにしたら綺麗な表示になった。
・・・でもモニタによっては過度に文字が滲んでしまう印象を受ける。
デスクトップディレクトリを「Desktop」に変更する †
Gutsyではユーザーのホームディレクトリに「デスクトップ」「画像」などのディレクトリが作成されるが、 日本語のフォルダ名は端末で打ち込みづらいのでこれを英語に変更する。
まずはあらかじめホームディレクトリにDesktopディレクトリを作成しておく。
$ mkdir ~/Desktop
「デスクトップ」などのディレクトリは「ユーザーディレクトリ」と呼ばれており、その設定は~/.config/user-dirs.dirsの記述を変更することでカスタマイズ可能である。 今回の場合、XDG_DESKTOP_DIRの値を次のように変更する。
XDG_DESKTOP_DIR="$HOME/Desktop"
あとは再起動すればデスクトップが切り替わっているはず。
なお、システムワイドの設定は/etc/xdgディレクトリ以下に格納されているようだ。
OpenOffice.orgのメニューなどUIのフォントが汚い件 †
フォントが汚いのはビットマップフォントを利用しているからで、 以下のように環境変数を設定すると綺麗なアウトラインフォントで描画してくれる。
$ export SAL_EMBEDDED_BITMAP_PRIORITY=0
OpenOffice.orgがクラッシュしまくる †
GutsyをいれてからやけにOpenOffice.orgがクラッシュする事態に遭遇した。 自分の場合、CalcでCSVファイルを開こうとしたり保存したりしようとすると OpenOfficeがフリーズし、端末からkillしなければならないことになった。
launchpadにもやたらとクラッシュレポートがあがっていた。 それによると、特定のテーマでOpenOfficeを起動するとクラッシュするとかいう話があったので、デフォルトのテーマでやり直したところ、CSVファイルもいじれるようになった。
他にもOpenOfficeが落ちるテーマと落ちないテーマがあるようなので、いろいろ試してみるといいだろう。
GNOMEパネルのメニューアイコンがぼやける / にじむ †
見出しのとおり、デフォルトではいくつかのアイコンがなんだかぼや〜っとにじんだ感じに表示される。
Ubuntu Forumに解決法が載っていたので試した。 以下のコマンドを一発入力してログインしなおすだけ。
$ echo 'gtk-icon-sizes = "panel-menu=24,24"' > ~/.gtkrc-2.0
こうするとほとんどのアイコンはぼやけなくなったが、逆に今までちゃんと表示されていた「アクセサリ - 印刷ジョブの管理」のアイコンがぼやけるようになった。(アイコンのテーマとしてはデフォルトのHumanを使用)
ログイン・ログアウトを繰り返すとNautilusがおかしくなる †
どういうことかというと、システム再起動をせずに普通にログイン・ログアウトを何回か繰り返すと、 起動直後からNautilusがCPUを食いつぶし、デスクトップが表示されなくなってしまう。 Nautilusをkillして再起動すれば多少動くようになるようだが、パネルアプレットがおかしくなったり奇妙な副作用が発生するらしい。
シングルユーザーで使っている限りあまり重要なバグではないが、複数人で使いまわしている場合は深刻なバグになる。詳細は下記。
どうもログアウトするときに既におかしくなっている気配がある。 普段はログアウトしたらそのまま電源を落とすので気にならないが・・・。
(20080229追記) 本日のアップデートでどうやら修正版がインストールされた模様。