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Ubuntuでペンタブレットを快適に使う

テスト環境

  • ペンタブレット
    • Wacom Bamboo Pen and Touch (CTH-460)
  • Ubuntu
    • Xubuntu 10.04 Lucid Lynx (32bit)

ドライバのインストール

Ubuntuのバージョンごとに異なると考えられる。

  • Lucidの場合
  • Nattyの場合
    • Nattyではドライバはデフォルトでインストール済み。ただ、タブレットのパッドボタンの設定ができないっぽい。

タブレットの設定

  • タブレットの設定はxorg.confを書いてもできるようだが、Ubuntuの既存の構造とどう折り合いをつければいいのか分からなかったので、 xsetwacomというコマンドで行う。

Xドライババージョン 0.10.11 の設定 (2011/03/27追記)

  • Xドライバとそれに付属するxsetwacomの仕様は結構変わっているみたいで、ドライバを更新したら0.10.5の時の手が使えなくなっていた。
  • 大きな変更点は、ボタン割り当ての設定方法と、スタイラスの座標マッピングの設定方法。他にも変更点はあるけど、個人的に影響があるのはこのへん。
  • 参考: http://sourceforge.net/apps/mediawiki/linuxwacom/index.php?title=Xsetwacom

ボタンの設定

  • ボタンの設定はやり方が変わったらしい。
    $ xsetwacom set <デバイス名> Button <ボタン番号> <割り当て>
    というコマンドで設定する。
  • 分かりづらいが、ボタン設定はxsetwacom get <デバイス名> allコマンドで表示されなくなった。
    • 以下のコマンドで、ボタンごとに割り当てを調べることはできる。
      $ xsetwacom get <デバイス名> Button <ボタン番号>
  • ボタン番号の割り当ても変わったようだ。
    • ボタンを押した時に発生するイベントは、デフォルトではそのボタン番号のマウスボタンクリックイベント。 よってxevを使ってボタン番号の割り当てを調べることができる。
      • xevを起動
        $ xev
      • xevウィンドウにマウスポインタを持っていき、タブレットのボタンを押してみる。
      • ButtonPressやButtonReleaseイベントのボタン番号が、そのタブレットのボタン番号。

スタイラスの座標マッピングの設定

  • 以前はTopX, TopY, BottomX, BottomYオプションで設定していた。
  • 現在はAreaオプションで設定する。
    $ xsetwacom set <デバイス名> Area "0 0 14720 9200"

設定例

  • 自分の設定スクリプトはこんな感じ。
    WACOM=/usr/bin/xsetwacom
    $WACOM --set "Wacom BambooFun 2FG 4x5 Finger pad" Button 1 "key ctrl z"
    $WACOM --set "Wacom BambooFun 2FG 4x5 Finger pad" Button 2 "key shift semicolon"
    $WACOM --set "Wacom BambooFun 2FG 4x5 Finger pad" Button 3 "key minus"
    $WACOM --set "Wacom BambooFun 2FG 4x5 Finger pad" Button 8 "key ctrl"
    $WACOM --set "Wacom BambooFun 2FG 4x5 Finger pad" Touch "off"
    • 一番下のボタンがButton 4ではなくButton 8になっていた。

Xドライババージョン 0.10.5 の設定

  • xsetwacom listコマンドでデバイスの列挙。
    $ xsetwacom list
    Wacom BambooFun 2FG 4x5 Finger pad PAD       
    Wacom BambooFun 2FG 4x5 Finger TOUCH     
    Wacom BambooFun 2FG 4x5 Pen eraser ERASER    
    Wacom BambooFun 2FG 4x5 Pen STYLUS    
  • xsetwacom get デバイス名 all で全ての設定パラメータを列挙する。
    $ xsetwacom -s get "Wacom BambooFun 2FG 4x5 Finger pad" all
    xsetwacom set "Wacom BambooFun 2FG 4x5 Finger pad" "TopX" "0"
    xsetwacom set "Wacom BambooFun 2FG 4x5 Finger pad" "TopY" "0"
    xsetwacom set "Wacom BambooFun 2FG 4x5 Finger pad" "BottomX" "0"
    xsetwacom set "Wacom BambooFun 2FG 4x5 Finger pad" "BottomY" "0"
    (以下略)
  • デフォルトの設定では、
    • スタイラスの接地 -> マウス左クリック (Button1)
    • スタイラスの下側サイドスイッチ -> マウススクロールボタン (Button2)
    • スタイラスの上側ボタン -> マウス右ボタン (Button3)
  • というマッピングになっている。
  • マウススクロールボタンのドラッグは、GIMPやInkscapeでは画面移動に使えるので、このマッピングは悪くない。
  • 自分の環境では、以下のように設定してみた。
    • パッドの一番上のボタン -> "CTRL + Z" (元に戻す)
    • パッドの上から2番目のボタン -> "+" (拡大)
    • パッドの上から3番目のボタン -> "-" (縮小)
    • パッドの一番下のボタン -> "CTRL" (GIMPではスポイトツールになる)
    • タッチ機能は無効
  • これをそれぞれxsetwacomコマンドで設定するには、以下のようにする。
    xsetwacom --set "Wacom BambooFun 2FG 4x5 Finger pad" Button1 "core key ctrl z"
    xsetwacom --set "Wacom BambooFun 2FG 4x5 Finger pad" Button2 "core key shift semicolon"
    xsetwacom --set "Wacom BambooFun 2FG 4x5 Finger pad" Button3 "core key minus"
    xsetwacom --set "Wacom BambooFun 2FG 4x5 Finger pad" Button4 "core key ctrl"
    xsetwacom --set "Wacom BambooFun 2FG 4x5 Finger pad" Touch "off"
    • 注意したいのは、"+"の入力は"core key plus"ではなく、"core key shift semicolon"とする点。 これは自分が日本語キーボード配列に設定していることに起因する。と思う。
  • xsetwacomコマンドによる設定は、再起動するか、タブレットを引き抜くとリセットされる。
  • タブレットを差しっぱなしにするなら、上記コマンドを~/.xprofileにでも書いておけばいい。
  • ホットプラグされた時に自動でxsetwacomを実行するには、udevルールを書いてスクリプトを実行する… というのが一番ガチなやり方だと思うが、スマートなルールの書き方が分からなかったので、今回はXfceにやってもらうことにした。
    • [Xfce 4 設定マネージャ] - [Removable Drives and Media]の[Input Devices]タブ、"Tablet"の欄に、上記コマンドを書いたスクリプトを登録すればOK。
  • ちなみに、このドライバ(0.8.8-4)では筆圧感知、消しゴム、スタイラスとパッドのボタンは使えるが、ジェスチャー機能は使えないっぽい。

GIMPとInkscapeの設定

GIMPは、メニューの[編集] - [環境設定] - [入力デバイス] - [追加された入力デバイスの設定]から、 penとeraserの"モード"を"画面"に設定して保存する。 penとeraserには独立にツールを割り当てられる。

Inkscapeでも、メニューの[ファイル] - [入力デバイス]から同様の設定ができる。

手書き文字入力ツール cellwriter

cellwriter.png
  • 手書き文字を認識して入力するツール。邪魔くさくないインタフェースがいい。
  • 認識対象の文字は自分で学習させなければならない。アルファベットくらいならいいが、漢字なんかは多すぎで実質使えない。

マウスジェスチャーツール Easystroke

ジェスチャーをいろんなキーストロークやコマンドに割り当てられるツール、Easystrokeを設定する。 詳しい説明はKawaji's Weblog - Easystroke に関する覚書を参照。

  • 自分の設定
    • ジェスチャ・ボタン : ボタン3 (マウス右クリック / スタイラスの上側サイドスイッチに相当)
    • アクション
      easystroke_actions.png
      • 一番上のアクションはどういうことかというと、"ジェスチャなしで左クリックする"ということ。 ペンタブでは下の図のように使うことができ、スクロールがやりやすくなる。
        gesture.png

添付ファイル: filegesture.png 336件 [詳細] fileeasystroke_actions.png 406件 [詳細] filecellwriter.png 298件 [詳細]
Last-modified: 2011-11-26 (土) 15:43:58 (2670d)